奥の和室のオーラを感じて

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フリープランから実施設計に入る前に、外観やアプローチ、そして、部屋部屋のイメージをしていく作業があります。
その時に在庫をしている材木を頭の中に浮かべながら、何をどのように使うかを決めていきます。
フリープランを見ながら、まだほとんど白紙の状態でイメージを固めていくのは全力で集中するのみです。
  
いつもではないのですが大体は奥の和室で考えます。
その空間に包まれていると、ほどよい緊張感が生まれるからです。
僕が建築のいろはから教えて頂いた中野先生が、「一枕二乗馬三雪隠」とよく言われていました。
その時々の自分を取りまく環境は本当に大事なことだと思います。
  

今回も予算は・・・ でも要望は・・・
いつものことですがこの和の空間に助けられて、難しい課題に取り組んでいます。
いい空間いい環境を作っていくことは、大変責任のある仕事だと思っております。

  

 

竹田 成太