改装前の創商

写真は42年前、1980年に竣工した私共の事務所です。

坪20万で建てた安普請ですが、建築会社の事務所ですし、家づくりの考え方や拘りをお伝えしたいと思って頑張りました。

計画は平屋、屋根のフォルム 軒の出・・・etc.と外観が先行しています。軒先のラインやディテールを優先して樋はつけませんでした。平屋だから出来るメリットのひとつです。

2つ目は、構造躯体の頑丈さ、コンクリートの杭、基礎、地松の梁丸太、4寸の土台、柱、桁・・・・etc.
100年以上は持つ思いで計画しました。

3つ目は敷地のレイアウト。建物内から見える庭のイメージ、逆に駐車場から玄関まで少し蛇行して下っていくアプローチのイメージ、この2点を庭師さんにお伝えしました。写真は駐車場から見るアプローチと外観です。

書いていますと木製建具やアルミサッシなど、拘ったところを思い出します。只予算は厳しかったので落とせるところは結構シビアに考えています。外壁もモルタル刷毛引き仕上げ、内装はPタイル、Vクロスです。

1997年までは創商の事務所、それから約8年かけて少しずつ改装し2005年には大元のアトリエへと・・・
まだ改築するのでしょうか?

2022年12月2日 竹田 成太