注文住宅 夏の暮らし

今年の夏もとても暑い日が続いていますが、南に面したゲストルームではエアコンを26~27℃の設定で気持ち良く暮らせています。
昔から平屋は暑いとよく言われてきていますが、建築計画や暮らし方を少し工夫することで住み易い環境は創れます。

大元のアトリエは外壁、天井の断熱材は通常の100mmのグラスウールを使っていて、省エネ住宅のような特別な仕様はしていません。
計画したのは小屋裏の通風、軒の出の深さ、窓まわり・・・etc

軒が深く出てますと直接、室に日差しが入らないので、暑さはかなり防げますし軒が長い屋根は家を守ってくれます。

その他の暑さ対策になっているのは雑木の庭。
年月を経ますと樹木は大きく成長し、日差しから家を守ってくれます。苔庭も大きな役割を果たしています。

ゲストルームでの夏の暮らし、日中は殆ど障子を閉めていて外からの熱気を防いでいますが、庭に影が落ちてきますと開けるようにしています。

また、室の片隅ではサーキュレーターが常時回っていて、外気温にもよりますが室温は24~25℃、湿度は50%前後、ゲストルームは落ち着ける空間ですし、気持ち良く過ごせています。

2025年7月18日 竹田 成太