注文住宅 背景としての役割

2020年竣工のI邸

Iさんが大元のアトリエの前を通られていて ”気になったので訪ねてみました” と突然の訪問でした。
Iさんご夫妻は大元のアトリエ、モデルハウスを大変気に入っていただいて二度目にお会いした時には ”計画を進めてください” と気持ちのいい大きな注文を頂きました。

要望を聞くために15年前に建てられたご自宅にお邪魔しました。今お住まいになっているお家にお伺いすることはプランニングする上でも大変参考になります。

訪問した時に強く印象に残ったのはアプローチの階段、玄関、ホール、ダイニング、リビングルーム…etc.そして平面構成も今のIさんには負けてしまっていて家が小さくみえてしまいました。
奥様からも来客のときや家事の動線などいくつかの問題点のお話がありました。
現状でも日々、生活することは少しの我慢と工夫で出来ると思いますが、この環境の中で豊かな暮らしをイメージすることは少し難しいと感じました。

今のその方にふさわしい家、そして長い歳月を経てもその方の背景としての役割を十分果たしてくれる家、大事にしたいテーマのひとつです。

2023年12月1日 竹田 成太