寝ころんで過ごす

五月三日~五日は、久しぶりの連休でした。
さて、僕はこのまとまった休みを、普段気になりながら出来ていない所を掃除をして過ごそうと思いました。
  
一日目は、自宅の中庭。
昼食後から庭木の剪定、下草抜きと、夕方近くまで頑張りましたが、まだ、元気は残っています。
さあ!愛用の自転車に乗って天満屋まで夕食の買い出しだ。
  
二日目。
大元の本社事務所の庭の手入れと水やりです。
これは手強い。この広い庭の木々の新緑の勢いにはとうてい追いつきません。
今日一日では出来るものではないとわかっていても、とうとう陽が西に傾くまで続けてしまいました。
最後の休憩の時、硬くなった腰を少し伸ばした方がいいなと、事務所のゲストルームの南の窓際の床にゴロンと寝ころびました。
おお!目の前に新緑が奥深く幾重にも、そして、紅葉はかすかに枝先を揺らして・・・。
僕は、感動を覚えながらしばしうっとり。
自分が ”守られている感” がするこのゲストルームにぐるりと目をやると、まず、南側の木製窓廻りの壁の厚さ、質量感、そこから天井に目を移すとレッドシダーの年数を経た底艶。
北側の壁は、しっとりと柔らかい艶のタモ材。
椅子に座って見ているのとは段違いな感覚。
寝ころんでみて、初めての体感、とても “いい気分” になりました。
今日一日頑張った “ご褒美” ですね。
  
三日目は、自宅の屋上の掃除でしたがこの話はまたの機会に。
  
寝ころんで過ごす。
おすすめです。
  

竹田 成太